ブログ記事『【2026年版】営業資料作成AIツール比較10選』のイラスト
トップ > 営業の達人ブログ > 営業DX・効率化 > 【2026年版】営業資料作成AIツール比較10選|スライド自動生成に使える無料ツールも紹介

【2026年版】営業資料作成AIツール比較10選|スライド自動生成に使える無料ツールも紹介

営業資料作成AIは、提案準備とその後の営業活動を大きく変えます。

営業資料の作成は、営業活動の中でも時間がかかりやすい業務のひとつです。提案書やスライドのたたき台づくり、構成整理、デザイン調整までを毎回手作業で進めるのは大きな負担になります。
そこで注目したいのが、営業資料作成を支援するAIツールです。この記事では、無料で使えるものも含めた主要ツールを比較しながら、選び方や活用のコツを整理します。

営業資料作成をAIで効率化できる時代

営業資料づくりは、構成を考え、情報を整理し、必要に応じて図解やデザインも加える必要があるため、想像以上に時間がかかります。

特に営業現場では、

  • 商談前日に急いで提案資料を仕上げたい
  • 既存資料を別業界向けに作り変えたい
  • プレゼンの骨子をゼロから考える時間がない

といった場面が少なくありません。
こうした負担を軽くしてくれるのがAIツールです。最近は、構成案づくり、スライド生成、デザイン整理、調査補助など、営業資料づくりの複数工程を支援できるようになっています。

ただし、ツールごとに得意分野は違います。
そのため、営業資料作成をAIで効率化するには、どの工程をAIに任せたいのかを先に整理しておくことが大切です。

営業資料作成AIツールの選び方

営業資料作成AIツールは、「AIで資料が作れるか」だけで選ばない方が安全です。
実際には、どの工程に強いかで使い勝手が大きく変わります。

まず意識したいのが、0から構成案を作るツール見た目を整えるツール の違いです。ChatGPT や Perplexity は骨子や論点整理に向き、Canva や Beautiful.ai は見た目の整理に強みがあります。

次に重要なのが、PPTX形式で書き出せるか。営業現場では、最終的にPowerPointで上司確認や微調整をするケースが多いため、ここは大事な比較ポイントです。

さらに、無料条件の違いにも注意が必要です。AIツールは、無料枠、クレジット制、無料トライアル、他サービス契約内利用など条件が分かれます。そのため、無料かどうかより無料でどこまで実務に使えるかを見た方が失敗しにくくなります。

営業資料作成AIツールを選ぶときは、次の観点で整理すると比較しやすくなります。

  • 0から構成案を作るのが得意か
  • 見た目の整形が得意か
  • PPTXで出力できるか
  • 無料でどこまで試せるか
  • 日本語で使いやすいか
  • 既存の業務環境と連携しやすいか

【比較表】営業資料作成AIツール一覧

営業資料作成AIツールは、それぞれ得意な工程がかなり異なります。そのため、「どのツールが一番優れているか」というより、自分が何をAIに任せたいかで選ぶ方が失敗しにくくなります。

特に営業現場では、

  • 構成案を短時間で作りたいのか
  • スライドそのものを自動生成したいのか
  • 見た目を整えたいのか
  • 最後に PowerPoint で微調整したいのか

によって、向いているツールは変わります。

下の比較表では、無料利用の条件、得意なこと、無料版でのPPTX出力の可否、営業での使いどころを並べています。まずはここで全体像をつかんでから、自分に合いそうなツールを絞り込んでいくと選びやすいはずです。

ツール名無料利用得意なことPPTX出力向いている使い方営業でのひとこと評価
イルシルあり(作成数に制限あり)日本語の構成整理、営業・社内向け資料のたたき台作成不可(有料プランのみ)日本企業向けの提案資料を短時間で作りたい日本企業の「スライド文化」を一番わかっているAI
Gammaあり(クレジット制)0→1のスライド自動生成、デザイン性の高いたたき台作成テキストから一気にスライドを起こしたい箇条書きを放り込むだけで、一瞬で「見られる資料」に化ける
Canva(マジックデザイン)ありデザイン整理、素材活用、見た目のブラッシュアップ可(※PowerPoint書き出し可。レイアウト確認推奨)手持ち素材をもとに整った資料にしたい1→10の整形に強いが、パワポ変換後の微調整は前提で
Microsoft Copilot for Microsoft 365他サービス契約内PowerPoint内での構成案生成、文章作成、社内データ活用Microsoft 365環境で資料作成を完結させたい既存のPowerPoint運用にそのまま乗せやすい
Google Gemini for Google Workspace他サービス契約内Googleドキュメント/スライド連携、下書き生成可(Googleスライド経由)Google Workspace中心で資料を作るドキュメントからスライド化しやすいが、最終仕上げはGoogle環境寄り
ChatGPT(Canvas / 画像生成含む)あり構成案づくり、見出し整理、たたき台文章、画像補助不可(構成案の出力向き)営業資料の骨子やストーリーを先に固めたいデザインではなく、「何を話すべきか」のストーリー作りの相棒
Perplexityあり調査、比較、根拠集め、下書き補助不可(調査・骨子作成向き)最新情報を入れた営業資料の下書きを作りたいエビデンスの強い材料集めに向く
Beautiful.ai無料トライアルのみ(継続的な無料枠なし)自動レイアウト、デザイン崩れ防止見栄えの整った提案資料を効率よく作りたいデザインセンス不要でプロ級のレイアウトが完成
Tomeあり(機能制限あり)ストーリーテリング、画像込みの資料生成不可(有料プランのみ)Web上で共有するピッチデッキ作成Web上で見せる「次世代の提案資料」づくり向き
Preziあり(クレジット制、機能制限あり)動きのあるプレゼン、視覚的に印象づける資料可(無料の場合、動くプレゼンは静止画スライドに変換)動きのある提案資料やプレゼン演出をしたい一般的な営業資料より演出重視寄り

注記
※AIツールは仕様変更が非常に速いため、無料枠でどこまで書き出し(PPTX/PDF)ができるかや、無料利用の条件や機能範囲などは、導入前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

【2026年版】営業資料作成AIツール比較10選

ここからは、比較表で紹介したツールを、営業資料づくりの観点からもう少し具体的に見ていきます。提案準備のスピード、PowerPoint運用との相性、営業現場での使いどころ を特に意識して整理しています。

日本企業向けの資料づくりと相性がよい国産AIです。日本語の自然さと、営業・社内説明で使いやすい構成を作りやすいのが強み。PowerPoint形式で出力し、その後に社内で微調整しやすい点も実務向きです。日本の“スライド文化”を理解している使いやすさがあります。

箇条書きレベルの情報から、見栄えのする資料を一気に形にしやすい定番ツールです。無料枠でもPPTX出力ができるため、AIでたたき台を作ってPowerPointで仕上げたい営業現場と相性がいい。まず短時間で「見られる資料」を作りたい人に向いています。

既存の文章や画像をもとに、見た目を整った資料に仕上げやすいツールです。構成をゼロから作るというより、1→10の整形で力を発揮します。PowerPoint形式での書き出しにも対応していますが、変換後のレイアウト確認は前提で使うのが安心です。

PowerPointの中で構成案や文章作成を進められるのが強みです。すでにMicrosoft 365環境で業務を回している企業なら、新しいツールを増やしすぎずに使いやすい。既存のPowerPoint運用にそのまま乗せやすく、社内データや既存資料を踏まえて整えたい場面に向いています。

Google Workspaceを使っている企業なら、ドキュメントやスライドとの連携のしやすさが魅力です。Googleドキュメントの内容をもとに資料のたたき台を作る流れと相性がよく、スピード重視で下書きを整えたいときに便利。最終仕上げもGoogle環境中心で進めたい人に向いています。

スライドそのものを自動生成するというより、営業資料の骨子やストーリーを作るのに強いツールです。提案の流れ、見出し案、訴求ポイント整理など、0→1の工程で特に役立ちます。画像生成も組み合わせれば素材づくりまで進めやすく、「何をどう話すか」を整理したいときの相棒になります。

最新情報を踏まえた下書きや、比較・調査ベースの営業資料づくりに向くツールです。市場データや競合情報を素早く集めながら、根拠のあるたたき台を作りやすいのが強み。スライド出力向きではありませんが、提案資料に入れる材料を短時間で集めたいときにはかなり便利です。

レイアウトを自動で整えながら、見栄えのよい資料に仕上げやすいツールです。文字量に応じて配置を調整してくれるため、デザイン崩れが起きにくいのが強み。構成はある程度できていて、そこから提案資料をきれいに整えたいときに向いています。継続無料ではなく、無料トライアル中心で考えるのが自然です。

文章とビジュアルを組み合わせながら、ストーリー性のある資料を作りやすいツールです。一般的な営業提案書というより、世界観や流れを見せたいプレゼンに向いています。営業資料でも、サービス紹介やコンセプト提案のように、印象づけを重視したい場面では使いどころがあります。

ズームイン・ズームアウトを活かした動きのあるプレゼンに強いツールです。通常のPowerPoint的な営業資料というより、視覚的なインパクトを重視したプレゼン向き。展示会やイベント登壇、印象に残るプレゼン演出をしたいときの候補として考えると使いやすいでしょう。

AIで営業資料を作るときのコツ

営業資料作成AIツールは便利ですが、使えば自動的に良い資料ができるわけではありません。特に営業資料では、AIにどこまで任せて、どこを人が整えるか を意識した方がうまくいきます。

AIツールは、最初から完成版を作るよりも、まずは構成案や下書きを作るところで使うと効果を実感しやすくなります。営業資料づくりで一番時間がかかるのは、「何をどう並べるか」を考える工程だからです。
たとえば、

  • 提案書の全体構成
  • 1枚目のメッセージ案
  • 課題→解決策→導入メリットの流れ
  • 想定読者別の訴求ポイント

などを先にAIに出させると、ゼロから考える負担をかなり減らせます。

AIが出してきた内容を、そのまま完成稿として使うのは危険です。営業資料では、相手企業の状況や提案の背景、社内事情など、細かなニュアンスが重要になるからです。
そのため、

  1. AIにたたき台を作らせる
  2. 不要な要素を削る
  3. 自社らしい言い回しや事例に置き換える
  4. 最後に見た目を整える

という流れで使う方が実務には合います。

今回紹介したように、それぞれのAI資料作成ツールには得意・不得意があります。この違いを無視して、ひとつのツールで全部やろうとすると、期待したようなものができなかったという結果になりがちです。
たとえば、ChatGPT や Perplexity で構成案を作り、Gamma や Canva で見た目を整える、といった使い分けの方が現実的なケースも多いでしょう。

営業現場では、最終的に PowerPoint で微調整したいケースが多いはずです。そのため、ツール選定の段階で PPTX に書き出せるか を先に見ておくと失敗しにくくなります。
特に無料枠では、スライド作成はできても、PPTX書き出しは有料といったツールもあるため、ここは利用前に確認しておきたいポイントです。

今すぐ使えるお役立ちプロンプト例

営業資料作成AIツールを使うときに悩みやすいのが、「何をどう指示すればよいか」です。AIは便利ですが、指示が曖昧だと、営業現場でそのまま使える資料にはなりにくいことがあります。
ここでは、営業資料づくりで使いやすいプロンプト例を紹介します。そのまま使ってもよいですし、自社の商品や提案内容に合わせて調整しても使いやすいはずです。

まず便利なのが、提案書全体の構成案を出させる使い方です。これは ChatGPT や Gemini のような、文章整理に強いAIと相性がいい方法です。

プロンプト例
「法人向けに◯◯サービスを提案する営業資料の構成案を作ってください。
対象は中小企業の経営者です。
相手の課題、解決策、導入メリット、導入後のイメージが伝わる流れにしてください。
全体で8枚程度のスライド構成を想定し、各ページのタイトルと要点を箇条書きで出してください。」

この使い方の良いところは、最初の“何をどう並べるか”を短時間で整理できることです。
営業資料はゼロから骨子を考えるのが大変なので、まず構成案だけでもAIに出させるとかなり楽になります。

比較提案が必要な場面では、競合との違いをどう見せるかが重要です。この場合は、Perplexity や ChatGPT を使って、比較軸を整理させる使い方が有効です。

プロンプト例
「◯◯サービスを提案する営業資料の骨子を作ってください。
競合比較の要素も入れたいです。
比較軸は、導入しやすさ、運用負荷、コスト感、導入後の効果の4つで考えてください。
相手企業は業務効率化に課題を感じている製造業の企業です。
営業資料として使いやすい構成で、各スライドの要点も簡潔に示してください。」 このとき、競合名や自社の強みを追加で入れると、より実務に近い形になります。

営業資料では、「相手の課題」と「自社の提案」が自然につながっていることが重要です。この流れを整理したいときにもAIは役立ちます。

プロンプト例
「以下の情報をもとに、営業資料で使えるように
『顧客の課題 → 解決策 → 導入メリット』
の流れを整理してください。
課題は〇〇、提案サービスは〇〇です。
相手に伝わりやすいように、専門用語を減らし、シンプルな見出しと説明文にしてください。」 この使い方は、既存のメモやヒアリング内容を、提案資料向けに翻訳したいときに便利です。

商談前日に急いで資料を作る必要がある場面では、Gamma やイルシルのようなスライド生成系ツールと相性のいい指示を出すのが有効です。

プロンプト例
「法人向けの◯◯提案資料を作成してください。
対象は既にサービス概要を理解している見込み顧客です。
商談用の資料として、

  1. 課題整理
  2. 提案内容
  3. 導入メリット
  4. 活用イメージ
  5. 次のアクション

の流れで、簡潔なスライド構成にしてください。
全体で6〜8枚程度、見出しは短く、営業商談で使いやすいトーンにしてください。」

この段階では、完璧な資料を一発で作ろうとするより、短時間でたたき台を出させることを目的にした方が実務では使いやすいはずです。

5. AIに営業資料を作らせるときの指示のコツ

プロンプトを書くときは、次の3点を入れると精度が上がりやすくなります。

  • 誰に向けた資料か
    例:経営者向け、現場責任者向け、既存顧客向け
  • 何を伝えたいか
    例:サービス紹介、比較提案、導入メリット整理
  • どのくらいのボリュームか
    例:6枚、8枚、10枚程度

さらに、「営業資料として使いたい」「専門用語を減らしてほしい」「PowerPointで整えやすい簡潔な構成にしてほしい」といった一文を加えるだけでも、かなり実用寄りになります。

AIは便利ですが、1回で完成を狙うより、たたき台を出させて、人が営業文脈に合わせて整える方が、結果的に精度の高い資料になりやすいでしょう。

まとめ|営業資料作成AIは「使い分け」がポイント

営業資料作成AIツールは、提案準備の時間を大きく変えてくれる存在です。ただし、構成づくりに強いもの、見た目の整形に強いもの、PowerPoint運用と相性がよいものなど、得意分野はそれぞれ異なります。

そのため、
何をAIに任せたいのか
最終的にPowerPointで調整したいのか
無料でどこまで試したいのか
を整理したうえで選ぶことが大切です。

また、資料づくりを効率化できても、その後の反応取得や商談化の導線まで整っていなければ、営業成果にはつながりにくいこともあります。
資料送付後の導線まで見直したい場合は、「問い合わせフォームの作り方」「営業反応設計」 の記事もあわせて参考にしてみてください。

資料づくりから、その後の営業導線まで一気通貫で整えたい場合は、RICOHビジネスクラウド:アポ取り』のような仕組みを活用する方法もあります。
提案や資料送付のあとに発生する日程調整やフォーム導線まで含めて設計することで、営業を止めにくい流れを作りやすくなるでしょう。

この記事を書いた人

渡辺 純

リコーが運営するオウンドメディアの編集長。

『RICOHビジネスクラウド:アポ取り』のプロダクトマネージャー。

新人の頃はリコージャパンで新規開拓の営業を経験し、雑談力を武器に独自の営業スタイルを確立。その後、リコーでクラウドソリューションの海外マーケティングを担当し、海外支社に対して商品立ち上げや販売施策を展開。学生時代はオランダで10年ほど過ごした帰国子女。趣味はバドミントン(社会人大会に出場)とスノーボード。