
フォームの作り方をゼロから解説|無料で作成する方法と営業活用のポイント
フォームは簡単に作れる。しかし、その設計次第で“その後の営業の動き”は大きく変わる。
フォームは、無料ツールを使えば誰でも比較的簡単に作成できます。基本的な流れは、目的を決める、ツールを選ぶ、項目を設定する、公開する、テスト送信する、の5ステップです。
ただし、営業活動で活用する場合は、単に設置するだけでは十分ではありません。相手の反応や検討状況を次のアクションにつなげられるように、項目や導線まで含めて設計することが重要です。
本記事では、フォーム作成の基本手順と、営業で使う際に押さえたい設計ポイントをわかりやすく整理します。
フォームの作り方|基本手順【初心者向け】
まずは、いきなりフォームを作るのではなく、フォーム作成の基本的な流れを押さえましょう。
① フォームの目的を明確にする
まず、最初に決めるべきは、「何のためのフォームか」です。
- 問い合わせ受付
- 資料請求
- セミナー申込
- 商談申込
- 採用エントリー
目的が異なれば、取得すべき情報も変わります。
たとえば「資料請求」が目的であれば最低限の情報で足りますが、「商談化」が目的であれば検討状況や導入時期などの情報も必要になります。フォーム作成は、入力項目を決める前に「ゴール」を決めることから始まります。
特に営業活動で使うフォームでは、目的の違いがそのまま設計の違いになります。たとえば、問い合わせ受付が目的なら名前や連絡先など最低限の情報でも成立しますが、商談化を見据えるなら、関心テーマ、検討時期、相談内容、商談希望の有無など、次のアクションを判断できる情報まで意識する必要があります。
② 作成ツールを選ぶ(無料ツール含む)
フォームは、主に以下の方法で作成できます。
| 方法 | 特徴 | 向いているケース |
| Googleフォーム | 無料・操作が簡単 | とにかく早く作りたい |
| ノーコードツール | デザイン性が高い | LPに組み込みたい |
| CMS/自社開発 | カスタマイズ可能 | 本格的に運用したい |
「無料でフォームを作りたい」場合は、Googleフォームなどから始めるのが一般的です。
ただし、営業活用を前提とする場合は、取得データの管理方法や他ツールとの連携も視野に入れておくと後の運用が楽になります。
③ 必要な項目を設定する
一般的な基本項目としては、以下のようなものです。
- 会社名
- 氏名
- メールアドレス
- 電話番号(任意)
- 問い合わせ内容
ここで重要なのは、「項目を増やしすぎない」こと。入力の手間が増えるほど、離脱率は上がってしまいます。
一方で、情報が少なすぎると、営業側が動きづらくなることもあります。目的に応じて、“必要十分”な項目設計を意識しましょう。
④ 公開・設置する方法
フォームの公開方法には、以下があります。
- URLをそのまま共有する
- Webサイトに埋め込む
- LPに設置する
- メール署名やSNSにリンクを貼る
公開後は必ずテスト送信を行い、
- 通知メールは届くか
- 自動返信は正しく動くか
- スマートフォン表示は問題ないか
をしっかり確認しておきましょう。
⑤ 公開前にテスト送信を行う
フォームを公開する前に、必ずテスト送信を行っておきましょう。入力した情報が正しく送信されるか、通知メールが届くか、入力エラーの表示は分かりやすいかなどを確認します。スマートフォンからの入力もチェックしておくと安心です。
営業目的のフォームの場合は、「入力負担」の確認も重要です。項目が多すぎると離脱が増える一方、少なすぎると営業判断に必要な情報が不足することがあります。
テスト送信を通して、入力にどれくらい時間がかかるか、ストレスなく送信できるかを一度体験しておくと、実際の反応率にも大きく影響します。
無料でフォームを作る方法とツール比較
Googleフォームで作る方法
- テンプレートが豊富
- 回答は自動でスプレッドシートに集計
- 設定もシンプル
まず試してみるには十分な機能があります。特に「無料でフォームを作りたい」「すぐにフォームを設置したい」という場合は、最も手軽な方法といえるでしょう。
ノーコードツールの活用
LPや自社サイトと統一感を持たせたい場合は、ノーコード型のフォームツールも選択肢になります。
例えば、「formrun(フォームラン)」などのサービスでは、
- デザイン性の高いフォーム作成
- 回答管理画面での顧客管理
- チームでの問い合わせ対応
といった機能を備えており、問い合わせ対応や営業リード管理まで含めて運用できるのが特徴です。Googleフォームよりも運用機能が充実しているため、「フォームを営業やマーケティングに活用したい」という企業には向いています。
自社サイトに設置する場合
- セキュリティ対策
- データ管理方法
- 担当者通知フロー
まで設計する必要があります。自社サイトに組み込むことでデザインの自由度は高くなりますが、運用体制や管理方法も含めて検討することが重要です。
営業で使うフォーム設計の注意点
フォームは「問い合わせ受付」だけでなく、営業活動の入り口にもなります。
ここで設計を誤ると、営業が止まります。
情報を取りすぎると離脱が増える
入力項目が多すぎると、送信前に離脱される可能性が高まります。
特に初回接点では、
- 必須項目は最小限
- 詳細情報は後工程で取得
といった設計が有効です。
情報が足りないと営業が動けない
一方で、情報が少なすぎると、
- 優先順位をつけられない
- 温度感がわからない
- アプローチ方法を決められない
といった問題が発生し、営業担当が一件一件ヒアリングをやり直すことになり、対応スピードが落ちてしまうこともあります。
検討時期や商談希望の有無など、営業判断に必要な情報は取得しておきましょう。
取得後の対応フローを決めておく
せっかくフォームからの送信があっても、その後の
- 誰が対応するのか
- 何時間以内に連絡するのか
- 商談化までの流れはどうするのか
が曖昧なままだと、反応は放置されがちです。
フォームは設置よりも、設置後の運用設計が重要です。
問い合わせフォームと営業フォームの違い
両者は似ているようで、目的が異なります。
| 観点 | 問い合わせフォーム | 営業フォーム |
| 目的 | 連絡受付 | 商談化 |
| 取得情報 | 最小限 | 判断材料 |
| 次工程 | 個別返信 | 優先順位付け |
| ゴール | 回答 | 商談確定 |
営業フォームは、“返信するため”ではなく“次のアクションを決めるため”に存在します。
ここを意識するだけで、設計は変わります。
すぐ使える無料フォームなら『RICOHビジネスクラウド:アポ取り』
無料で使えるフォームの導入を検討中なら、『RICOHビジネスクラウド:アポ取り』も、ぜひ検討候補に入れてみてください。いまお使いのウェサイトやLPに簡単に設置するだけで、商談予約、資料請求、サポート/問い合わせなど、多彩な用途に活用できます。
くわしくはこちらのnoteをご覧ください。
📒 RICOHビジネスクラウド 開発チームnote
フォームは“反応の入り口”である
フォームは単なる入力窓ではありません。そこから得られる情報は、
- どのリードを優先するか
- どのようにアプローチするか
- 商談に進めるかどうか
を判断する材料になります。
つまり、フォームは営業反応の入り口です。
どの反応を情報として“受け取る”のか、そしてその情報をどう活用するかまで設計することで、成果は変わります。
フォーム設計をさらに深く考えたい方は、営業の反応をどのように取得し、次のアクションにつなげるかを整理した近日公開予定の「営業反応設計」の記事も参考にしてみてください。
よくある質問(FAQ)
フォームは無料で十分ですか?
項目数はどのくらいが適切ですか?
目的によりますが、入力負担と取得情報のバランスを考慮することが重要です。
スマホ対応は必要ですか?
必須です。多くのユーザーはスマートフォンからアクセスします。
自動返信は設定すべきですか?
信頼性向上のためにも、設定を推奨します。

この記事を書いた人
渡辺 純
リコーが運営するオウンドメディアの編集長。
『RICOHビジネスクラウド:アポ取り』のプロダクトマネージャー。
新人の頃はリコージャパンで新規開拓の営業を経験し、雑談力を武器に独自の営業スタイルを確立。その後、リコーでクラウドソリューションの海外マーケティングを担当し、海外支社に対して商品立ち上げや販売施策を展開。学生時代はオランダで10年ほど過ごした帰国子女。趣味はバドミントン(社会人大会に出場)とスノーボード。