営業の“ムダ作業”ランキングTOP10
気づけば毎日やっている“時間泥棒”の正体とは?
最終更新日:2025年12月16日
こんなに忙しいのに仕事が進まない…やっぱり効率化が必要だ!
──でもまず、その忙しさの原因を考えてみませんか?
今回はちょっと趣向を変えてランキング形式にしてみました。
なぜ忙しいのに仕事が進まないのか
営業の仕事は、本来“顧客と向き合う時間”が中心のはずです。
でも現場にいると、多くの人が感じるはずです。
「あれ…今日、まだ誰とも話してないぞ?」、と。
資料を探し、報告書を書き、社内チャットに返信して、
会議に出て、日程調整して、また返信を待って──
気づけば「営業していない時間」が、大半を占めていませんか?
ムダな作業は、誰が悪いわけでもありません。
文化や慣習、組織の構造、そして“なんとなく続けているやり方”が
いつの間にかあなたの時間を奪っているだけ。
この記事では、営業が日常的に抱える“ムダ作業”を
ランキング形式(TOP10)で整理し、
それぞれの背景と、今日からできる小さな対策をお伝えします!
発表! 営業のムダ作業ランキング TOP10
第10位: 過去資料探し──フォルダ迷路に吸い込まれる15分
「この資料、前に作ったよな…どこに入れたっけ?」
そうやってアタフタする15分、毎日積み重なると恐ろしい損失になります。
原因:
個人最適のフォルダ構成、命名ルールの不統一、情報の散在。小さな改善:
検索性を上げる命名ルール/“置き場を決める”だけでも効果大。
第9位: 社内チャットの“了解です”無限ループ
SlackやTeamsで起きがちな
「了解です!」「助かります!」「ありがとうございます!」の連鎖。
悪意ゼロ、でも通知は増える一方…。
原因:
“礼儀として返す文化”が、通知疲れを生む。小さな改善:
目的別チャンネル分け/リアクションで返すルールにする。
第8位: 日報・報告書の“書き足し地獄”
「毎日のように書いてるけど…これ誰が読んでるんだろう?」
そんな疑問が浮かぶこともありますよね?
原因:
“形式が目的化している”状態。小さな改善:
要点だけ残す/「読み手は誰?」を明確にするだけで変わる。
第7位: 資料の手戻り・二度手間
上司や顧客の“好み”に寄せるために何度も手直し。
資料づくりは大事だけど、方向性が曖昧なまま進むと泥沼になります。
原因:
レビュー基準の不在/相手の期待値が見えない。小さな改善:
最初に“型”を合わせる。見出し構成だけ先に確認するのが有効。
第6位: 顧客データの二重入力──CRM+Excel問題
「CRMだけじゃ不安だからExcelにも控えておく」
こうして二重管理が生まれます。
原因:
“移行期間の永続化”と、Excel文化の根強さ。小さな改善:
どちらを“正式版”にするか、チームで決めるだけでも違う。
第5位: 日程調整の往復(メール温度差問題)
日程調整は、実は“温度感のズレ”と向き合う作業。
返信の速さ・文面の長さ・候補日の提示が
少しずつ相手のペースと合わないだけで、往復が無限に続きます。
原因:
メール文化の個人差/相手の“生活リズム”が見えない。小さな改善:
最初の候補提示を “相手の温度”に合わせて変える。
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第4位: 返信待ちによる“空白時間(人の気配待ち)”
「返信が来るまでは動きにくい……」
これが積み重なると、1日のリズムが崩れます。
原因:
相手の“気配”に引きずられやすい構造。小さな改善:
返信待ちの間に“2〜5分でできる”タスクを用意しておく。
第3位: 社内調整・根回し・承認待ち
営業は「社外」と「社内」両方を動かす職種。
とくに承認待ちや“確認待ち”は、営業の可動時間を圧迫しがちです。
原因:
承認フローの不透明さ/組織文化の温度差。小さな改善:
“返ってきやすい”書き方と、非同期の仕組みづくり。
第2位: 会議準備+出席(本当に必要?問題)
会議は必要。でも“全員参加の長時間ミーティング”は
しばしば「生産性のブラックホール」になります。
原因:
目的の不明瞭/情報共有と意思決定の混在。小さな改善:
議題はひとつ/必要な人だけ/資料の事前共有で時間圧縮。
第1位: 管理作業に奪われる時間(入力・更新・整備)
営業の「本来の価値」は、お客さまと向き合って
課題を聞き、提案し、信頼を積み上げること。
でも、現実は管理作業がそれを阻害しがちです。
原因:
“きれいなログ”にこだわりすぎる/入力項目が多すぎる。小さな改善:
“入力しない勇気”を持つ、ログを絞る、最小限に統一する。
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ムダはゼロにできない。でも、“構造”は変えられる
営業は“人の気配”を扱う仕事。だからムダは必ず発生します。
でも、ムダの構造さえ見えれば、
毎日の中で少しずつ改善することはできます。
その第一歩としておすすめなのが、日程調整の自動化です。
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そして、浮いた時間は
「アポの質」を高めるための大事な余白になります。
温度の見極め、事前準備、リスト精査──
どれも“時間があってこそ”できる仕事です。
効率化は、誰かを急かすためのものではなく、
大事な相手に向き合うための“余白づくり”です。
その積み重ねが、“信頼につながる営業”をつくる基盤になります。